車好きの皆さんなら、愛車がどこで作られて自分たちのもとに来たのか気になりますよね。VWの本拠地でもあるヴォルフスブルグについて調べて記事にしてみました。この記事を読んでいただければ、ヴォルフスブルグについて簡単に知ることができます。
街としてのヴォルフスブルグ

概要
ヴォルフスブルグ(Wolfsburg)はドイツの北よりにあり、ニーダーザクセン州に属する都市です。ニーダーザクセン州の州都はハノーファーで、ヴォルフスブルグはハノーファーの東およそ75 [km] に位置しています。
この辺↓
面積はおよそ 204 [km^2] で東京都(2,191 [km^2])の1/10程度、沖縄県宮古島市(204 [km^2])とほぼ同じ大きさです。
人口は 124,371 [人] (2019年12月31日現在)であり。日本では県庁所在地の次に大きな街と同程度といった感じでしょうか。
歴史
街の歴史は浅く、1938年にフォルクスワーゲンを生産するために計画的に作られた都市のようです。さすがVWの本拠地、自動車都市ですね。
観光スポット
街の観光スポットも自動車関連の施設で、VWの生産工場自体が観光スポットになっていたり、自動車関連のテーマパークが存在しているようです。
VW ヴォルフスブルグ工場

VWの拠点一覧
VW全体で完成車を生産している工場は世界に11拠点あります。
- ヴォルフスブルグ(ドイツ)
- カッセル(ドイツ)
- ドレスデン(ドイツ)
- エムデン(ドイツ)
- ツヴィッカウ・モーゼル(ドイツ)
- オスナブリュック(ドイツ)
- プラチスラヴァ(スロバキア)
- パルメラ(ポルトガル)
- プエブラ(メキシコ)
- サン ジョゼ ドス ピニャイス(ブラジル)
- オイテンハーヘ(南アフリカ)
残念ながら日本(アジア)に生産拠点はないようですね。中国には生産工場があると思っていましたが、合弁会社なので別枠扱いなのでしょうか?
ヴォルフスブルグ工場での生産車種
ヴォルフスブルグ工場のHPを確認すると、2021年2月18日現在では次の9車種を生産しているようです。
- ゴルフ
- ゴルフGTI
- ゴルフR
- ゴルフスポーツバン
- e-ゴルフ
- ゴルフGTE
- ティグアン
- トゥーラン
- タラコ(セアト)
どれもゴルフベースの車種ですね。近い仕様の車を同一拠点で生産することで、生産効率を上げているのでしょう。
ちなみに、私のゴルフGTIもヴォルフスブルグ工場で誕生しました。
ヴォルフスブルグ工場の年間生産台数
ヴォルフスブルグ工場ではVWグループの完成車を年間およそ704,000 [台] (2018年)生産しています。VW全体での年間生産台数が 6,245,000 [台] (2018年)なので、ヴォルフスブルグではVW全体の11 [%] 程度を生産しているようです。
全世界に完成車工場が11拠点あることを考えると、割合としては少し多めですね。
ヴォルフスブルグには本社機能がある
ヴォルフスブルグには完成車工場だけでなく、フォルクスワーゲンの本社機能もあります。フォルクスワーゲンのためのヴォルフスブルグといった感じですね。きっと街ですれ違う多くの人は、フォルクスワーゲンの関係者でしょう。(もしくは私たちのような自動車好き)
まとめ
ヴォルフスブルグはドイツの北よりに位置し、沖縄県宮古島市ほどの大きさの街である。自動車産業の街として栄え、フォルクスワーゲンの本社と完成車工場があり、9車種を年間70 [万台] ほど生産しています。
せっかく縁あってゴルフに乗っているので、いつか行ってみたいですね。