私のGolf GTIは「ダークアイアンブルーメタリック」という車体色です。
「ダークアイアンブルーメタリック」と聞いて皆さんどんな色か想像できましたか?私は初めて色名を聞いた時、青系ということしかわかりませんでした。
ちなみに前車のロードスターは「ブルーリフレックスマイカ」という色でした。
自動車のボディカラー名は個性的な名前が多いので調べてみました。
Golfの車体色
まず最初に我らがゴルフに設定のあるボディカラーを調べてみました。(2019.10.10時点)
その一覧表がコチラです。

ゴルフとして設定のある全てのグレードを含めると、全部で8色の設定がありました。
この中で全グレードに設定があるのは「ディープブラックパールエフェクト」です。やはり黒系は欧州でも人気色なのでしょうか?
次いで多くのグレードに設定されているのが、「アトランティックブルーメタリック」と「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト」の2色です。
「アトランティックブルーメタリック」は「金属のような大西洋の青」と訳せばいいのでしょうか?日本語訳は自信ありませんが、色はなんとなくイメージできます。
問題は次です。「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト」。。。
白系なのでしょうが、「オリックス」と聞くと日本人的にはどうしてもブルーをイメージしてしまいます。
Wikipediaで「オリックス」を調べてみると、どうやら動物でウシの仲間のようです。知らんかった。。。
オリックス(Oryx gazella)は、ウシ科属に分類される偶蹄類。別名ゲムズボック、ケープオリックス。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9_(%E5%8B%95%E7%89%A9)
オリックスの身体は殆ど茶色?のような気がしますが、きっと顔やお尻の白をイメージしているのでしょう。
ここまでで前半の「オリックスホワイト」については想像がつきました。では後半部分「マザーオブパールエフェクト」はどうでしょう?
「パールエフェクト」についてはきっと真珠のようなキラキラとさせる成分が塗料に入っているのでしょう。ですが、「マザー」はどうでしょう?おばちゃんは化粧をすると目の上ブルーでキラキラしていますが、そんなイメージでしょうか?
ですが、「ディープブラックパールエフェクト」には「マザー」が入っていないことから、最初にパールエフェクトが組み込まれたのがきっと白でそれがマザーになっているから「マザー」という理由だけでしょう。
このように、一見すると変な名前も分解して考えると意味があることがわかりました。
フォルクスワーゲンの車体色
つづいて、もう少し車種を広げてみてみましょう。
ポロ、パサート、アルテオンについてまとめた表がこちらです。

車種を広げた場合でも、「ディープブラックパールエフェクト」は全ての車種に設定されていました。黒人気強し、と思いましたが、色の系統毎に並べ変えてみるとこのようになります。

単純に黒系の設定色が1色しかないために、全車種に設定されているようです。
黒系の色は微妙な違いを認識しにくいのでしょうか?このことは改めて調べてみても面白いかもしれません。
ダークアイアンブルーメタリック

では改めて、「ダークアイアンブルーメタリック」について考えてみましょう。
「ダークアイアンブルーメタリック」を日本語に直すと、「金属的な暗い鉄の青色」でしょうか?日本語にしてもピンときません。
ですので”鉄 青”をネットで調べると、鉄紺(てつこん)色という和色がヒットしました。これは”少し緑を帯びた暗い青色”とのことです。
この色は葛飾北斎が好んで使っていた。とのことですが、富嶽三十六景に使われているのでしょうか?機会があれば、色味を意識してみたいと思います。
なかなか実車を見ることが少ない「ダークアイアンブルーメタリック」ですが、興味がある方は 葛飾北斎の富嶽三十六景 を見てイメージして頂ければと思います。
「ダークアイアンブルーメタリック」改め、「北斎ブルーメタリック」のGolfをこれからもよろしくお願いします。
それではまた!